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拝啓、愛しのペリカンウナギ殿。
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53 :
跡部景吾
2007/08/22 14:11
人の心は、「普通」の物でそうそう動くモンじゃねぇ。
其れは俺の愛する当たり前な日々を指すのでは無く、
平均だとか標準だとか、そんな意味の場合で。
自分の視界っつう狭い範疇から捉えた「普通」の枠から外れた物こそ、評価対象に他ならない。
其の揺れ幅がプラスであれば気に入るし、マイナスであれば不快。
長所と短所は紙一重、とは良く言ったもので、「柔軟な姿勢」と「日和見主義」はきっとそう大差無ェ。
同じ物を見ても考え方は様々だ。
人それぞれに好みはあって当然だが、「みん.な違っ.てみんない.い」を忘れた人間には少なからず恐怖を覚える。
他人の好みを認めようとせず自分の其れを押し付けようとする独善的な人間は、俺の苦手とするところだ。
真実は、自分の胸の中に在れば充分で。
例えば其れで誤解を受ける事を決して望んでる訳じゃねぇが、
どれほど言を尽くしても分かり合えない種類の人間もきっと存在する。
善悪や正負じゃァ無く、ただ違う人間だと云うだけ。
人の数だけとは言わないが、道徳観念も何もかも言っちまえば其れこそ人それぞれ。
「違う」と云う事実を楽しめなかったとしても、
違う人間だから腕を伸ばして抱き締め合う事が出来るっつうのは分かってる。
> 本当に有難う、な。
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