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-SLEEPING FOREST NEST-
 ┗303

303 :木手永四郎
2008/08/10 20:30

語りたく想った処で語って仕舞えば言葉と云う蟠りの根源に依り俺の抱いて居る此の感覚は俺を離れ恰も異物に成らんとするだろう。綴って来た詞達が今俺のもので無いかの様な気がするのは正しく其れである。恋文に其れは甚だしく、愛し彼へと贈ったなら其れはもう俺の許から離れ甘やかな願いの風に乗り彼の許へ──願い、俺の意図する処よ如何か近しく彼へ届き賜え、と。そして俺のものであった詞は彼の俺の詞と成り、彼の中で新たな意味を纏い存在意義を見出す。恋詩を書くに当たり留意せねばならないのは此の点である。贈る彼の中で如何に俺の意図せんとした処が再現され得るか。或いは彼の中の俺の意図で、俺の意図の範疇を超える場合も在る。だが其れも俺──彼の中の俺の詞で在るから、俺の詩には違い無いのだけど。





困らせて御免ね。
そんな貌をさせて仕舞って、
そんな詞を言わせて仕舞って。
君が好きだよ。
御免ね、大好きな其の笑顔、
俺が曇らせて仕舞うよ…

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