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月時雨に詠う
┗179
179 :
跡部景吾
2011/05/12 23:33
ふと窓へと視線を流せば
そぼ降る雨の中、切れた雲間から顔を覗かせた月
雨に滲んで尚、其の存在を誇示する久々の其れに
暫し時を忘れ瞳を奪われた
月は好きだ、
暗い夜道も明るく照らし、其の優しい光で日中の喧騒さえ和らげてくれる
明日は晴れの予報、
久々に乾いた空気に触れられるだろうか
週末の対抗試合に向けて、部員も恐らく最終調整に間に合うと信じ
俺は明日も慌ただしい生徒会室で己の仕事を片付けながら、
空いた時間はシュミレーションを駆使し、試合の組み立てを試みよう。
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