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月時雨に詠う
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190 :
忍足侑士
2011/06/07 01:33
>梅雨の中休み、
久々に湿度の少な目な天気のえぇ日やって、
遅い時間から出掛けた学校の行き道、蒸し暑さに吹き出す汗も感じない儘駅へ。
教室は立地の所為か剰り風通しがようないて一日暑い想いはしたものの、
何処か夏を連想させる太陽の日差しに、一足早い夏を体感したような一日やったわ。
―――此の季節の夜、湿気孕む葉から立ち上る水滴が夜気に混じって鼻先を擽る独特の馨りが俺は好きや。
雨が降る前に似た馨り、新緑の息吹を強く感じる緑葉の息吹に大きく息吸って馨りを満たした帰り道。
景吾、そろそろ蛍が飛びそうや。
++++
景吾の調子がようない、
何や重なる時て本真運悪く重なってまうんやなと
渋い貌で重たい溜息を吐く彼の髪を撫でながら、俺は早う回復したらえぇなと心の中強く思う殊しか出来へんで。
>元気のない君の笑顔は苦しい、
早よ、ようなりや?
ちゃんと傍に居るからな。
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