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莫逆、心腹の友
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32 :
宍戸亮
2008/04/18 00:54
某月某日、某所にて…
仁王と花見。
待ち合わせ場所は公園。
大体の時間を決め、俺はある物を用意して公園の入口で…
仁王を待つ。
待つ。
待つ。
松。
いま、ベタだなって思った奴居るだろ!
怒らねぇから右手を上げろ。
ついでに左手も上げて、万歳だ。
…話逸れたな(笑)
仁王、待ってても来ねぇんだよ。
待ち合わせ前にどこにするかって場所について連絡入れといたんだが…
まさか届いてねぇのか?
それとも部活で疲れちまってんのか。立海も王者ってくらいだし結構ハードだろうし。
前の理由ならどうようもねぇけど。後の理由なら寝てたりすんの起こしちまうのも申し訳ねぇかなと思いつつ…
でも後の仁王の気持ち考えたらそれも可哀想に思えて、
鳩をけしかけたり此処に果たし状残したり(まさに今、その上からコレ書いてる)
何とか気付いてもらえるように半ば願いように思いながら、夜の公園でしばらく待った。
闇夜に浮かび上がった銀髪が急いでこっちに向かって走ってくる。
もしかしてアイツ、道にでも迷ったんじゃねぇか?
遅れた事を申し訳なさそうに謝る仁王に、俺は無事に辿り着いてくれた事の方にホッとしていると告げて…
そういやコイツ手ぶらだな思いながら、いざ花見の場所を求めて公園へ。
歩いていくと視界に広がるのは暗い青色をした湖。それを囲うように花をつけた桜の木。
その一本の根元に腰を下ろすと、仁王は俺の持ってる紙袋に気付いたようで食い物かと聞いてくる。
桜を見ながら取り出したるそれは、
ロシアンござ!(笑)
ござ、すなわち「ござそうろう」。俺が用意した本日の秘密兵器だ!
(ござそうろうってのは、大判焼きとも呼ばれるタイヤキの皮がタイじゃないような食いもんだ。余計ややこしいって? 氷帝忍足の好物でもある)
用意してきた兵器は四つ。その中身は食ってからのお楽しみってやつだ。
俺がにやりと笑いながら袋を差し出したもんだから、仁王は嫌な予感がするとか言ってたな。唸りながら考えるようにひとつ選んでくれた。
俺もひとつ手に取った。
まぁ、包み紙に何が入ってるのかは書いてあるんだけどよ。仁王はチョコ、俺はクリームだった。
もぐもぐとござを味わいながら、時々風に舞い踊る薄紅色の花びらを眺めて、とそんな花見だったぜ。
他のござも、あんことカスタードだから嫌いじゃなけりゃハズレは無かったかもだな(笑)
なんか忙しそうだったけど、付き合ってくれてサンキュな。
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