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木手永四郎
2007/12/25 01:22
何故、俺はあんなことをしたのか。
何故貴方はあのようなことをしたのか。
今それをずっと考えています。
人ごみに溢れ帰る街を歩くのは好きではありません。
それを知っていて、歩こうという提案をした貴方も好きではありません。
少しでも、触れる時間を減らそうとしているとしか思えませんでした。
後ろを歩く貴方を、振り返って見たのは初めてでしたね。
早くしないと置いていきますよ。と言うと、置いていくならどうぞ。と言う。
少し拗ねたようなその表情に思わず笑ってしまいました。
折角だからとケーキを買いましたが、気持ち悪くはなりませんでしたか。
フォークがないので手で掬って口元へやると、それを懸命に舐める貴方の姿が面白くて。
キスをしたわけではなくて、あれはクリームを舐めただけ。
…ということにしておいて下さい。
最後に。
別れ際、貴方が俺のコートを掴んだのはきっと無意識下だったんでしょう。
目の前から消えそうなものを追いかける、そんな習性が働いただけでしょうね。
話すことなんて何もないのに、本当に無駄な時間を過ごしました。
お陰で、余計なことを考えてしまった。
はっきりさせておきたいことがあります。
次は何のついででもなく、貴方に会いに。
それだけの為にそちらへ行きます。
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