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解・黒い眼のSAMURAI
┗357
357 :
越前リョーマ
2009/06/29 02:42
フと、思い出した。
アンタと居た刻はどんなに
知りたくても判らなかった“名前”。
アンタの事や周りの人を少しだけ
ほんの少しだけ羨ましく思ってた。
特にアンタは俺が“名”を欲してるのを
嘲笑うかの様に自分の“名”を
毎回振りかざしてくれて…
其れが更に俺の欲を掻き立ててたのに。
アンタは気付いてなかった、デショ?
今は自分の“名前”、判ったよ。
俺に似合わない、綺麗な“名前”だった。
“名”が判ればもっと上手く
振る舞えるかと思ったケド
きっと逆になってた。
今は見えないアンタへ。
此処に、何処に記しても目には触れない。
未だ多忙だろうけど、身体の心配
くらいは遠くからさせて貰う。
――一時でも其の渇き、
潤してみたかったね。
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