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盲亀の浮木
 ┗342

342 :柳蓮二
2008/12/12 22:32



至極幸福に包まれたのは、己の腕で彼奴を抱擁出来たが所以。 



そういえば、最近の彼奴は己の名を呼ぶ声音が非常に甘い。
そこらの甘味以上とはな。
季節的な一時の褒美とやらだろうか、ならばと、聞き逃すことなく受けとめるのみで精一杯。 
それ故に、実現性を帯びた霧掛かる物語には参った。
思春期と云う時期に身を置くが為、と言い訳を一つ。 




可愛らしく、鼓膜揺らす声音
指で髪を梳けば、身動ぎ、 
揺らせば強ばる身体を解して、 
ただ欲する儘に、御前を… 


詳しくはこれを読んだ彼奴の想像に任せるとしよう。 









要は、満足行くまでに堪能させて貰ったと云う話。
夢とは幸せだが、現実となればこそ、…と次の逢瀬に期待を込めて。

20081216

寝ているだろう愛しき後輩宛に 


心地良い音色を、ありがとう。
今晩も穏やかに眠れそうだ。


好いているよ、心から、御前を。

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