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盲亀の浮木
┗360
360 :
柳蓮二
2009/01/03 13:13
本日こそ、
そう意気込んでは見たものの、
中々思うようには運ばせて貰えない。
此れは相手が御前だからだろう
赤也。
消して欲しいと思う記憶程、ふとした瞬間に蘇っては闇へと葬り去ってくれるものだ。
そう、幾度となく実感しては久方振りの無音の部屋、暗闇の中一筋の光を探した。
暗室だと云うのに、何故だろうな。頭は真っ白になってしまう。真っ黒でも良いものを、其処だけは何一つ無かった。黒と白。対比する其れらが見事に各々の役割を担う。孤独という単語、其のものだと認識させてくれる。
今だから云えるが、辿ったもの、其れは安堵したからだった。あの瞬間に過ったものは以前の己の姿と、縋った先の支配される音のみ。その際に無性に、誰かへと手を伸ばしたかった。そして拾い上げて欲しい、とも。
悔やむ事も多々。幼い儘の姿を晒すことを減らそうと、今年の抱負の一つとして掲げたというのに。情けが無いと笑われてしまいそうだ。
嗚呼、書き記して居なかったな。其の時に浮かんだ者は、温もりを掴みたいと思ったのは…御前だけだった。
感謝している。
赤也。
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