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盲亀の浮木
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382 :
柳蓮二
2009/01/21 00:56
可愛らしい威勢の良い後輩。髪を撫でてやることが堪らなく愛おしく、気付けば声を掛けて貰えることに喜びを感じていた。中々時間を上手く使用することが出来ないが為に、直ぐには応じて遣れぬ事態に不甲斐なく。…以前の己とそう変わらぬ現在の自身。
付き合いを続けている中、ふと良く出逢い始めの頃を思い出す。そして、お互いの現在と比較して、とても温かい気持ちになるのは…何故だろう。大人になったな、と御前との逢瀬を通じて思う己が居る。正に親心、……とは半分は戯言として受け止めてくれるように。だが、此れはお互いに、かもしれないな。
一言一句においても然り、とは年の差を感じさせぬ物事の考え方について。柔らかく巧みな声音で翻弄する、科白を紡ぐ唇を塞ぐ度、上達していく諸々の所作に驚いていたのを知っているだろうか。じっくりとデータは取らせて貰っているんだよ、と御無沙汰の本領を覗かせておこう(笑)
二頁、綴りを頂戴した。断れぬだろう言葉を並べて置いたが所以か。…今となっては、それでも構わない。
人間とは日々少しずつ、変化していく生き物。俺達も正に、だな。真っ直ぐ、見詰めてくれること、想いを確かなものだと受け止めることが出来るように、そうさせて貰ったこと、今一度礼を言うよ、赤也。
残り全て、共に歩みながらに言葉を綴って生きたいと想っているのだが、御前は……
否。その答えを問うまでも無いな。
好いていてくれて居る、と分かっている所以。
愛しているよ。
起きた暁には、耳元で囁いて遣ろう。
*
…惚気を綴ることに、もっと恥じらいを持つべき、か。(…)
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