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天井に、水槽。
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4 :
仁王雅治
2008/01/30 00:33
雪の様に消えた其の姿を己の中に見る。硝子の冷たい感触と冷えていく己の指先に沈黙、じわと侵食する其れは快感の逝き道に似てる様で嘲えた。
記憶力の悪い肌は直ぐに其の感触を忘れ、捻じ曲がった鼻は匂いを忘れて、網膜の記憶はぼやけて輪郭さえ残さない。追うことの出来ない距離を縮める脚を未だ培っておらずガラクタに近い此の身体を愛してくれるお前サンに、愛を。
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