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332 :
橘杏
2010/05/06 13:39
さよなら､してから
ほんの少し時間が経った今､
目を瞑っては思い出す｡
ぎゅっ､てしてくれた
温かいアノ腕とか､
｢好き｣って
言ってくれた優しい声とか､
沢山ある想いの中から
大好きなとこばっかりが
フラッシュバックする｡
あの時は
温かかった背中が
今は自棄に冷たくて､
頬を一筋の雫が
伝ってきた｡
きっと､
零れ落ちた水の雫は
寂しかったからじゃ無くて､
胸が詰まったのは
【大好き】だったから､かな｡
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