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お下劣の国のアリストテレス
 ┗225

225 :越前リョーガ
2012/08/17 10:53


#※こわいはなし※





こないだ、テニスの合宿で泊まったペンションがマジヤバかったわ。すぐ近くにある湖で数年前に不慮の事故があってから、俺らと同じ中学生くれーの女の子がペンションの周りに「出る」って話でさ。勿論そんなんは単なる噂だろって思って信じてなかった。

一週間の合宿で、三日目までは何も起きなくて、初日に大人から聞かされてた幽霊の話なんか忘れてテニスに明け暮れてたわけ。だけど、その夜に、嫌っていうほど幽霊の事を思い出させられた。

合宿所は広いわけじゃねぇから、旅館の宴会場みてーなとこで雑魚寝すんのね。布団らしい布団もなかったけど、まー夏だし?みんなタオルケット体に巻いて寝てた。部屋には20人。俺の真横に寝てたのは、ガキん時から一緒に育ったようなモンの友達。最初は誰も寝付かなくて、電気消してから一時間は賑やかだった。それから徐々に声がしなくなって、真夜中二時、完全に誰も声を発しなくなる。かわりに聞こえたのは誰かのいびきと、寝息。

俺はうとうとし始めていた。疲れたな、とか、明日の朝練キツいんだろうな、とか考えながら眠りに入ろうとした時。



#「あはっ…はははははは!!!!」



急に隣の友達が笑い出した、大声で。
そりゃもう驚いて飛び起きた。友達は仰向けで目をかっぴらいたまま、そんな声量あった?ってくらい大声で笑ってた。

「おい!うるせーよ、寝ろ!」

俺がそう注意しても笑い声はやまない。ついに周りも何人か目を覚まして、口々に文句を言いながら体を起こした。それでも、やまない。真夜中三時過ぎだ。耳を塞いで寝る奴もいた。しばらくして、ぱったりと笑い声がやんだ。俺は朝になったら友達を一発小突いてやろうと思いながら寝た。

翌朝、目が覚めると同時に昨夜のことを思い出して他の奴らと一緒に友達を問い質した。 

#「なんだよ、あの悪ふざけ!マジ迷惑だったんだぞ!真夜中三時に何してくれてんだよ!おかげで寝不足だ!」
#「え、何が?俺、すぐ寝たけど…」

昨夜の奇行について話しても、友達は何も覚えてなかった。それどころか、「俺を恐がらせようとしてんのか」って逆切れ。俺たちは恐くなって、ひとまずコイツが寝ぼけてたって話にしておいて、それ以上はその話に触れなかった。


だけど、寝ぼけてたっていうレベルでもない。あんなに目をかっぴらいて、大声で笑い続けたんだから。 


湖の事故と関係あるのかはわからない。

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