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宵闇の蒼い太陽への慕情
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手塚国光
2008/07/09 10:05
今日も交わされる言葉。そして、重なっていく想い。
愛しい者と言葉を交わし、そう言えば人を想うというのはこういう様な気持ちだった様な気がする…と、ふと思い出した。
今まで何人か恋人は居たし、別れもあった。
俺が別れを告げたのはただ一度で、殆どが自然と形を無くしていった。歪み、不協和音等を奏でる事もなく、ただ静かに風化し時と共に砂の城が大地へ還る様に、自然と。
ただ、自然だった分当時の恋人達を確かに好きだったが、もう一人の俺が横から眺めている。今になってみればそんな感覚だった気もする。と言う事は…ひょっとすると、愛しては…いなかったのだろうか。
そんな中であった一つの例外。
その時は心が軋み、相手が悩めば酷く心配になり自身の具合が悪くなってしまったり、俺の言葉一つが喜ばれれば何度も反芻し異様な程に気分が高揚して一気に世界が明るくなった様な気さえした。沢山の愛の言葉を交わし辛い事も共に乗り換えたその恋人は、今関係を少し変えて生涯の親友となった。
そして今、再び心を支配して止まないこの強い想いは昔のそれと、また少し伴う痛みが違うもの。
仮にこの先繋いだ手が離れなかったとして、長い時を重ね今と変わらぬもので
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