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宵闇の蒼い太陽への慕情
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30 :
手塚国光
2008/07/27 21:50
一昨日の夜、また恋人と逢瀬が叶った。
学校へ迎えに行こうとしたものの、彼奴は既に駅前へ来ていると電話があり迎えに行くと言い掛けた所で彼奴の叫びと共に切れた電話。
慌てて駅に向かい全力で走り出した。
何かあったのではないかと心配し、途中通行人に何度かぶつかりそうになりながら駅前に到着すると……彼奴がしゃがみ込んでいた。……泣きながら。不謹慎にも可愛いと思った事は内緒だ。
今流行りの通り魔かと、俺もしゃがみ込みながら聞いてみれば…………溝に落ちて弁慶を強かに打ったらしい。
…全く、その位で心配させるんじゃない。と普段の俺なら言っているだろうが、彼奴が大粒の涙を溢しているのを見たら言う気力を削がれたので涙を拭う事を優先した。
彼奴がおんぶをせがみ、許可するより先に背中にしがみ着いたので、そのままおんぶをして俺の家へ。途中俺に悪戯を仕掛けたり暴れたりで何度か落としそうになったが、無事に到着。
彼奴を先に部屋に向かわせ、俺は後から救急箱片手に戻ると…彼奴は布団と戯れていた。…本当に寝具が好きだな、彼奴は。
嫌がる彼奴とジタバタしながら消毒済ませると、引き寄せられた。挙句腰に足を絡ませ……揺すられた…(脱力)
試されたのか俺は?一人悶々としながら、襲ってやろうかと企んでいたら…彼奴は寝てしまった(苦笑)
いくら俺が元来受けリバであったとしても、煽られたままと言うのは…流石に少々…色々と支障を来すんだが…(苦笑)例え淡白だとしても、だ。
一週間前ならば…襲っていただろう…(呟)
さて…どうしたものか…。(悩/ヘタレ)
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夏の纏わりつく濃い雨の匂い
身体を打ち付ける激しい雨
身体の芯迄震わせ轟く雷鳴
何れを取っても厭う要素は無く
ただ、その大きなエネルギーに当てられ
高揚に似た感覚に陥り、躍る心。
嗚呼、その力でもって背中を押して貰い
駆け出し、突っ切ってみよう。
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