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宵闇の蒼い太陽への慕情
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86 :
手塚国光
2008/09/10 00:19
昨日は急遽恋人と逢う事が出来た。
そろそろ逢えない事を我慢するのが難しくなり、無理矢理逢えないかと詰め寄りそうになるのを抑え、控え目に『駄目だ、お前が足りなさすぎる……。愛しているぞ』と伝えた所、直ぐに寝てしまうかも知れないが逢いたいと返事をしてくれた為、少しばかり罪悪感を抱えながらも逢いに行った。
涼しい風が頬を擽って行く心地良さに自然と心が落ち着くのを感じながら待ち合わせ場所へ。
既に訪れていた彼奴の隣へ腰を下ろし肩を抱き寄せる。と、身体を離してしまった彼奴に如何したと首を傾げて尋ねれば………久し振りにて緊張すると、何とも可愛らしい答え。
思わず微笑みながら『緊張する余裕等無い』と告げ寝転べは、普段とは違う光景を目にする事になった。俺が彼奴を見上げると言う不思議な光景……いや、全くもって悪くなかった。
それからは、大半を口吻けの繰り返しで途中草むらに二人寝転がりながら抱き締めあったりもした。
合間に互いの想いを睦言の様に囁き合い、枯渇し掛かっていた心が清流の様な水を得て濁る事なく潤されていく……。
彼奴の言葉は酷く心地が良い。
流れが留まり澱んでいく心に風を送り、細波を作り水をゆっくりと再び胎動し始めさせると濁ったそれを浄化してくれる。
お前は例えるならば俺にとっての風なのかもしれない。
時に優しく頬を撫で、時に台風の様に心を掻き乱して行き……吹かなければ窒息しそうな程の澱みを与える。…いや、そんな生易しいものでも…無いのかも知れないな。
あぁ、そう言えば……俺は気付かなかったのだが…実は彼奴に八つ当たりをされていたらしい。それも俺に逢う為に……。本当にお前は可愛らしく、俺を喜ばせるのが上手い。そう言う八つ当たりならば、幾らでも受けてみたいと思ってしまうだろう?
まぁ…お前は、余裕が無くなり足掻く俺を見たいと言っていたから……繰り返せばきっと怒るだろう。だから、八つ当たりさせない様に努力はするが、…な。
足掻く、か。
それは、俺には少々…ハードルの高い要求だぞ。
……愛しているぞ。
心の在処は何時もお前の傍らに…
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