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白殺し
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21 :
千石清純
2007/11/21 12:56
ああ、もう。
流れに流れて、最果てへ辿り着く寸前に颯爽と救い出そうと思ってたのに。
最近は毎日見るのが辛くて目を離してたんだから見逃せば良いところを、どうして俺は見つけたんだろう。
サヨナラって書いた板が上がってる。
最後のほうは、相変わらず空白だらけのページばっかだけど。
……ああ、クッソ。俺の計画がまた水の泡になったよ。
バカ、ほんっとバカ。
キミが俺をバカバカ言ってた日が懐かしいけど、やっぱキミも大バカ者だ。
――正直さ、ウン。
ぶっちゃけ、まだ大好き。……愛してる。
諦め悪いよねえ、ほんと。
迷惑極まりないし往生際悪いし資格もないだろうからもう言わないけど。
傍に居てまたキミを笑わせたい、
色々あったら一緒に立ち向かってあげたいよ。
友達として、しか無理だけど。
俺はキミを幸せにはできない。
してあげたくてどれだけ努力しても、
キミが幸せにならないよう繋ぎ留めておくことしかできなくて。
それでも、身体を繋げなかった分、
#愛してる。
…否、愛してた。そう言わないと。
キミは幸せだったのかな、
なんてのは愚問で、
俺が幸せだっただけ、キミも幸せだったはずだよね、
まだ友達になるのは無理かもしれない。けど、
キミのおかげで、キミの望みで、
猶予ができた。
#待てないならそれで良い、
#まだ待ってくれるなら――
俺は友達として、キミの幸せを祈る。
サヨナラ景吾、
俺は「跡部くん」に逢うために、必ずキミのもとへ戻るから。
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