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locus~軌跡2008-2010~
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49 :
跡部景吾
2008/08/30 22:26
───昨夜
──────闇を照らす雷光。
窓際に立つと
まるで沢山のフラッシュを浴びている様で
それが妙に心地良く
打ち付ける雨の音は
少しの勇気を出せた自分に向けられた
拍手にすら聴こえた。
──────────
過去に囚われ
何時まで経っても前に進めずにいた。
脚を止めたまま同じ場所に突っ立っていた。
行く宛の無い道を歩いても疲れるだけだと
慣れた屁理屈を豪語しても
本当は
目印も明かりも無い先の道に恐れ
此処から動けないだけなんだと
助けを求めるには小さ過ぎて
誰に気付かれる事も無く
ただ立ち尽くしていた。
不意に その腕を引く光
それは温かくて
凍りかけた俺の心を優しく溶かす様に。
>もう恐くねぇンだ。
>道標なんか必要無い。
>ゆっくり歩こう。
>鼻唄でも歌いながら。
顔を上げればお前が居て
後ろを向けば二人の足跡。
> Thank you so much.
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