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裏・氷帝テニス部日誌
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53 :
跡部景吾
2014/05/13 17:38
5月13日(火) 当番:跡部景吾
>(部誌に積もった埃軽く叩き、懐かしむように1頁ずつ捲り)
俺様が漂流した後も日誌は続いていたようだな。
さすがに4年も経てば埋もれていたか。
此処で青春という名の荒波に揉まれていたメンバーは己で抜け出して未来へと進んで行ったんだろうか。
もしまた再会出来る機会があれば会いたいもんだなァ。とまずは零しつつ
申し訳ないことに、俺様の当時の記憶も曖昧ではあるが、
パラパラと見返す限り、己の部長としての手腕に惚れ惚れしていたところだ。
…アン?自分で言うなって?
しかし、俺もいつまでまた此処にいるかも分からねぇが
この日記帳、折角残りページも余ってるのに勿体ねぇなぁ。そう思わないか、樺地。
もう見れない場所や施設もあるし、マッターホルンの手塚も居ないみたいで
無法地帯と化したと言われても、仕方ない場所のよう
だが、
そうだな、
俺が覚えてる限りの規約は守り、心無き訪問者の類に遭遇しないことを願いつつ
これは氷帝の日誌として再利用させて貰うとする。
とは言っても、監督に報告するような健全なものではなく
ちょっと裏な俺様の本音を綴る…そんな日誌を暫く気紛れで書くつもりだ。
今更、覗き見する酔狂なヤツもそうそういねぇとは思うが
まぁ宜しく。
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