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◆Take a last Love vow◆
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32 :
日吉若
2010/07/07 22:19
街に笹の葉が飾られてるのを見付けた。
前日に願いを掛けてみた。
この日、少しでも会えたのが嬉しかった。
最近、疲れてる鳳は無理をしてくれたんじゃないかと心配になる。
それでも、その温もりを感じたいって我儘が、鳳の時間を束縛したんだ。
天気は生憎良くはなかった。
分厚い雲の上で星の恋人は逢瀬をしているのだろうか。
人目をはばかり1年ぶりの愛を確かめ合ってる事だろう。
「天の川は大洪水かも」
ならそれは二人に愛を願う人々の想いが増幅させたような気がしないでもない。
>愛が溢れる天の川。
それに溺れるなら悪くないのかもしれないな…と。
星の恋人の乗る小さな船は思う以上に頑丈で、美しい光を放つ増幅天の川を渡っているのだろう。
彼らはどんな会話をするのか…
聞こえないけど、きっと笑ってると確信している。
もしも俺が織姫ならば鳳は逢いに来てくれるだろうか。
1年に1度の特別な日に、来てくれるだろうか…
なんて悩むほど、俺は姫にはなりきれない。
>逢いたかったら逢いに行く。
それが俺だ、鳳。
>毎日、星を渡って行こう、一緒に。
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