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残夜
┗198
198 :
財前光
2012/10/27 23:35
祭で掬ったボールをグラスと小瓶に詰めて、あの人ん部屋の窓辺に飾った。
電気を落とした暗闇の中で、月明かりに照らされたボールがきれいにきらきら光る。
小瓶に詰めた４つの内の３つは、大好きな人達に見立てたもん。もう１つはあの人が俺っぽい、て選んでくれたボール。
仲良しやって言うて小瓶を渡してくれたあの人の笑い顔が愛しい。
４人で行った海を思い出す。
(ホンマは土産にて、２人に渡すつもりやったんやけど、なんや手元に置いておきたなって予定変更。愛着やろか。)
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好きや言うて、抱き締めて、キスして。
それでもまだ足りんくて、痕を残す。
鬱血は独占欲。
もっと好きになって、なんて好きな人から言われたから胸が苦しい。そんなん此方の台詞や、阿呆。…とは言われへんかったけど、素直な気持ちがほろほろ溢れた。
あーずるい。…好きです。
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