top
┗
╂ヤマト男児への道╂
┗31
31 :
丸井ブン太
2007/12/01 01:11
# 『怯』
今日の日記はマジで実話。
だけど、ドラマの合間のCM並みにつまらない日記だから、すげー事書いてるんだろうなってワクドキ(ワクワクドキドキ)しちまった奴は引き返した方がいいぜ。
今日ダチと学校が終わって一緒に帰ってた時の話。
一人のおばさんが俺達に近寄ってきた。
>逆ナンパか?いくら俺がおばさん受けする顔でも、流石にねぇだろィ。
>でも、もしかして…逆ナンパなのか?
俺が自問自答していると、おばさんはいきなり俺の手をとって、握った。
きた。やっぱり逆ナンパだったのか。嬉しいぜ。
つかマダム結婚指輪光ってるー!俺愛人候補かよ。
それに、俺は中三。マダムは推定50代。
年の差半端ねェじゃん。
パネェパネェ(若者言葉)
俺の冷えた手が、おばさんの体温で暖まってきた頃、ピンク色の口紅を塗りたくった唇を開いてマダムはこう言った。
#「貴方には霊が憑いています」
マダム霊能者―――!!!??
マダムは数珠?みてェなもんを取り出して、なんとお祓いを始めた。
ここは商店街。呪文を唱えるマダム。
完全に退いているダチ。
泣きそうな俺。
#「この者に憑いている霊と話がしたい。私の言葉が聞こえたら霊よ、頷きなさい」
もちろん俺は頷かない。
いや、頷いたら俺は商店街ではなく、間違いなくお寺でお祓いを受ける事になるだろう。
#「霊よ、頷きなさい」
マダムが続ける。
マダムはどうしても俺を霊に呪われた哀れな少年に仕立てあげたいらしい。
俺は頷かず、黙ってマダムを見つめた。
#「貴方、我慢してるでしょう?」
突然マダムが言った。
いかにも俺がいけない事をしているような口調で。
もう耐えられない。
俺はダチの手を取って走り出した。
確かに、この前ダチに顔に生気がないと言われた事がある。
でもそれは徹夜明けだからだ。
>俺はいつでも命の炎を燃やし続けてるぜ!(金.八風に言ってみれば)
だけど…もし本当に霊が憑いていたら…。
いや、駄目だ。俺はいつもマイナスに考えちまう。
恩師の鈴木先生が、
#「いやな方に考えるより、いい方に考えた方が幸せになれる」
と言ってた。
俺は今、その意志を引き継いで、プラス思考の人間へと生まれ変わるぜ!
俺に霊が憑いてるとしたら、それは守護霊だ!
それもすげー美人のな。
どうだ、参ったかババァ(マダム)!
>今夜はトイレに行けないゼ!!
[返信][
削除][
編集]
[
Home][
設定][
Admin]