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羽毛ワカメ背負って走る心太紳士
―派手に山吹中―
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50 :
柳生比呂士
2007/12/24 14:58
伊武にイブというネタを私も使おうと思っていたら先に使われてしまい、それならばもっと高度なシャレをと思ったら思い浮かばず己悔しさにハンカチを噛み締める柳生比呂士です。(前置き長)
お姉様がお綺麗に写っている年賀状が欲しいだなんて思っていませんからどうぞお構いなく、ええどうぞお構いなく。(さり気無く催促)
確かに、今夜はこの町も賑わいそうですね。幸せな空気で満ちるのは悦ばしい事です。
今日明日の私は妹のサンタクロースですので、私は妹の枕元に現れますよ。覗きに来ますか?(笑)
しかし妹にうっかりとときめいてしまっても嫁には出しません!(…)
今朝も早くから私を起こしに来ては「にーにー!にーにー!」と可愛らしく騒ぎ立てるのです、…日本語に訳すと「さっさとケーキを作れこの七三分け野郎」、と。
ですので先程妹の手を引いて買い物に出向き、ケーキや料理の材料と、シャンメリーを購入しさあ後は作るだけといったところで…妹は何かを発見して一目散に駆けて行ってしまったのです。
>ミニスカサンタクロースがケーキを売っている所をッ……!!
け、結婚前のレディがあのような破廉恥な姿で物を売るなど…はっはしたない。(鼻血どっくどっく)ご両親が泣かれる前に何か下に穿きたまえ!
などと注意出来るはずも無く。妹があのコスチュームではなくケーキに目を引かれて行った事を心底祈りましたが、やはり「あれ欲しい」と指差したのは破廉恥サンタの方でした。
いけません、デパートには女の子のお持ち帰り制度は無いのですよ。と言った所で通じるはずも無いので私は一大決心をして玩具売り場へと向かいました。
取り敢えずあのコスチュームを購入して母にでも着て頂けば納得するだろう、と。
我ながら今日は頭が冴えていると思いつつパーティーグッズコーナーの「ミニスカサンタコスチューム」と書かれた袋を手に取った、その時…
>「ほっほーう。お前さんそんな趣味があったんか、柳生」
!!!!!!!!!恐ろしい声を聞きました。
ゆっくり後ろを振り返ると、何故か仁王君と桑原君が二人揃って立っているではありませんか!一体何故この二人が聖なる昼間に一緒に居るかは分かりませんが。
> 「違っ違いますこれはWAWAWA私の妹がっ!!」
>「ほう。妹に着せるんか、お前さんも根っからの変態やのう」
>「違います!着て頂くのは母で!」
>「おかんに着せるんか。ストライクゾーン広過ぎるぜよー、ま、頑張りんしゃい」
慌てふためく私の肩を叩いて仁王君はその場を静かに立ち去り、桑原君は去り際に私を哀れみを含んだ目で一瞥し
>「俺、お前の事は仲間だと思ってるよ。その、お前が…そういう趣味でも、さ(視線は明後日の方向)」
ドン引きではありませんかー!!…あんまりです、私は、私はただ妹を喜ばせようとしただけなのに……私の聖なる夜は散々な事になりそうです。
―完―
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