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アニーローリー
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486 :
丸井ブン太
2008/03/24 14:52
ウチの庭に生えてた木から花弁が凄いたくさん道路に落ちてて、ご近所さんに怒られちまうなと思って昼起きて掃除してたのな。
どれだけ掃いても掃いても一向に終わらないし折角集めても風が強いせいで吹き飛ばされちまって最後には泣きたくなった。本気で。
其処に近所の小母さんが来て、「一気にやろうとするから無理なのよ。ちょっと貸してみなさい」って言って俺の持ってた箒と塵取を奪って掃除を始めたんだよ。
小母さんの遣り方は一歩歩くごとに箒で塵取の中に目の前の花弁を入れてくっていう地道な作業で、いたってシンプルなんだけど俺は何となく目から鱗がポロリと落ちた気がした。
そういえば小さい頃読んだ本で今もお気に入りの本が在る。其処に出てくる掃除夫の爺ちゃんは「一歩歩くごとに一掃き、一歩歩くごとに休憩、そうやってやっていれば気づくと終わってるもんだよ」って言ってたっけなとか思い出す。
何か、うん、そっか。そうだな。俺焦りすぎてたかも。
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