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香夜の穹【ありがとうございました】┗46
46 :忍足侑士
2007/12/02 19:13
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> 跡部さんちの景吾くん
> と
> 忍足さんちの侑士くん
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記念日の「き」の字も知らんで迎えた今日という日。
今この状態にある俺等が俺等のスタイルで…。
昔話はまたの機会に。
今日は割愛や。
跡部の「あ」の字は「愛」なんやないかって思う位、跡部の心は温かくて。
跡部は火の灯ってへん燈台を片手に、目の前に広がる城塞の扉を…手中にある鍵を使わずに開けた。
建てつけが悪く完璧に開ききらんのを承知しながらも、その扉を横目で微笑み掛ける。
>その笑顔を独り占めしたくて
俺はその燈台に火を灯そうと、火ぃの点いてへん蝋燭片手に跡部に歩み寄る。
火の点いてへん蝋燭は役には立たんくって。
触れて灯す火ぃは、結構熱いねんで。
紅く揺らめく炎は意外と眩しくて。
思わず顔を背けようとする。
今まで見てきたどの明りよりも眩しくて、逃げたくて。
>思わず触れたなる炎
>火傷をすると分かっていながら、自然と指を伸ばす
触れた熱はやはり熱くて。
火傷した。
火傷した指先に触れ、重なり合うお前の熱。
>誰にもやらんと闘志を燃やして。
来月の今日も、きっと一緒に居られます様にと、夜空の星に祈ってみたり。
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