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香夜の穹
【ありがとうございました】
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462 :
忍足侑士
2008/05/18 22:47
日記の残りページ数が減ってきた。
ちゅう事はつまり、日記に言葉を落とせる回数が減った、て事で…
イコール、跡部の綴りに考えさせられる時間も残り僅かっちゅう事で…
変な気分や。
ごっつ変な気分やで。
今でも忘れられへん、日記の書き始め。
放課後、珍しくテニバを自分の肩に掛けた跡部に問われた。
>日記を書いた事はあるか?
何のこっちゃと思いながらも素直に過去の経験を話した。
返ってきた言葉に躊躇った。
>交換日記、書いてみねぇか。
何でいきなりそうなるんやと思いながらも、僅かな興味よりOKの返事をしたな。
赤の他人同士、共通パスワードを共有しての執筆に、変な感覚がしとった。
そら今でも思う。
知り合うてから、そこまで時間が経っとった訳やなかった。
まして心を許し合ってる仲でもあらへんかったはずや。
途中で執筆を止めようっちゅう考えはなかった…
やるからには最後まで完走させたろう、という半ばプライドで書き進めた。
いつからやったろう、跡部の落とす言葉に一喜一憂して…
踊る胸に一人隠れて笑みを零し
高鳴る胸に静かに跡部に触れ
痛い胸に眉寄せて…
こない感情があったんや、と俺自身でも驚くくらい、跡部は色んな感情を引き出してくれた。
今、奥底で眠る感情は幾らもあらへん。
せやけど幾つかあるのは確かや。
きっとこの日記を書いてる内には出し切れん感情もあるやろう。
いつか、があれば、
いつか、がくれば。
いつか、お前に全部ぶつけてみたいと思う今日この頃。
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