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香夜の穹
【ありがとうございました】
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467 :
跡部景吾
2008/05/20 11:17
風呂上りの後軽く躰の水滴を拭えば
パジャマ代わりに羽織る薄手のバスローブ
其の儘忍足の待つベッドに転がり込んで相手の躰を抱き寄せれば
摺り寄せられる忍足の躰を両腕で包んで髪中に鼻先を埋める
お帰りと呟く声に、ただいまと頭にキスを落として
愛しい温もりに安堵して細く吐く息
…眠りに落ちながら懐かしい事を思い出した
何時だったか、
寝つきの悪い俺が唯一眠いと
ぐだぐだとベッドの中、忍足にひっついて欠伸を幾度もかました
滅多無い、早い時間からの眠気到来の夜
俺の何が忍足に火を付けたのか定かではないが
不意に彼奴の熱い指先に乱されて
滅多に盛ることのない忍足が珍しく、顔を上気させて息を吐く姿を
与えられる甘い快楽に流されながら久しぶりに見た日
…つっても、最後までやってねぇけど(笑)
彼奴を此の身の中で感じたのはもう、何時だったかさえ忘れちまったしな(笑)
昨日忍足を抱き締めながら眠りに落ちる瞬間、
首元に触れる彼奴の寝息を感じて不意にその日の夜の事を思い出した
激しく屋根を叩く雨音がそうさせたんだろうか。
……其れとも、
昨日は遅くまで待たせちまったから
今日は早く帰宅して御前の帰りを待ってて遣る
だから早く帰って来い。
>今日も二人、甘い夢に攫われよう
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