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┗香夜の穹【ありがとうございました】
　┗66

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66 :跡部景吾
2007/12/10 11:21


>御前の中で一番安らぐ時間はと聞かれたら屹度
>俺は忍足の腕の中、そう答えるだろう。






久しぶりに時間の取れた夜、デートにでも行くかと誘われて嬉しくて

久しぶりに彼奴に逢えるとチャージして貰った場所へと急げば
何故か宍戸の姿で待機して居た忍足に驚いて。

見慣れない姿に戸惑い、何故と聞けば気紛れとの言葉に苦笑いして
触れる事は遠慮させて貰い久方ぶりの逢瀬を。


…今度から、姿変えて待つ時は先に言ってくれ（ビビるから/笑）
其の時は姿、俺も変えさせて貰うな。



俺が「鳳になってやろうか」と云えば
既に黒いオーラが見える鳳になりそうだから遠慮するとの言葉に
思わず可笑しくて笑う

…悪いな、忍足。元攻めだった俺の持つ本来の黒オーラは如何しても隠せねぇンだよ（笑）



でも

器用じゃねぇ俺は完になると
如何も自分は自分の儘なのに、相手が恋人以外の姿で現れると些か居心地が悪く

俺の姿で相手に触れる事を拒みたくなるらしい。


>1PL1の罠か、と自分に失笑する。


…若しかしたら忍足に厭な思いをさせたのでは、と僅かながらの不安を残して。



違う姿同士なら、また気持ちも違うのだろうが。







それでも、

何気ない会話にお互い夢中になった逢瀬を終え、

痛む肩を庇い布団に転がれば
隣に滑り込む何時も通りの彼奴の温もりにやっとの事安堵して
腕を伸ばし抱き締めた愛しい体温


耳下から差し延ばされる忍足の腕の温もりに笑み浮かべれば
其の儘頭を抱えるように抱き締める腕と

>肩、下にしたら痛いやろ

耳元に近づけられた唇から紡がれる
其の優しく俺の肩を気遣う言葉に愛しさは増して

相手の身体に腕絡め返し、強く抱き締めては其の温もりに癒されて、







>二人分の温もりは
>互いを優しい夢の中へと穏やかに導いて










――今日は抜けるような蒼空の下、
互いにこなすべき場所へと向い各自の用事を、



また変わりない一週間の始りの夜が
思いがけず優しい温もりに触れた時間になった事に感謝を、







>如何か御前も怪我をしないように。




…今日は鳥のササミとポテトのピザを作ってくれるらしい。
楽しみにしてるぜ、早く帰るな。





>心配掛けて御免、忍足。




*業務連絡*
>>60>>64 更新終了

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