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続
香夜の穹
(ありがとうございました)
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281 :
跡部景吾
2008/10/17 14:53
最近日が暮れるのが早くなった。
夏の頃は19時を過ぎる迄はまだ穹は夕焼けに染まり、
まだまだ帰宅為てしまうのも惜しいと思う日も多々あった気がするのに
今時期は授業が終わって暫しすれば外は暗く、下手すると部活の頃から月が顔を覗かせて。
一昨日は満月、
部活の時に見上げた穹は綺麗に晴れ渡り、緩く薄く掛かる雲が黄金の月に陰影を与えて綺麗だった。
突然に曇る穹からは雨、
部活中にひとしきり濡れて数十分、通り雨の過ぎ去った空には朧月が再び顔を出して
互いに如何にもならない程に忙しい今、二人ゆっくりと月を眺める時間もないのは寂しいが
此の時期が過ぎたら屹度、部屋の窓を大きく開け窓辺に座り
片手に揃いのマグカップでも持ちながら、高く高く広がる綺麗な星穹を共に見上げようじゃねぇの。
毎夜抱き締める御前の温もりが暖かい
眠くなるとほんの少し幼くなる御前の行動が、
目の前で安堵の吐息零して緩く閉じて行く御前の眸が
疲れて帰宅する、俺の心を甘く優しく温めていく
なあ、忍足。
>御前の全てが欲しい
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