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続
香夜の穹
(ありがとうございました)
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293 :
跡部景吾
2008/10/28 11:14
忍足が週休の今日、本調子でない彼奴を本来なら部屋で寝かせて置きたい処だったが
日中壁の補修工事が今日入るつう殊で、一日寝てるのは無理と判断し
昨夜忍足は親戚の家へと逃げ込む為に夜遅くなってから出掛けて行き、俺はそんな忍足の背中を見送った。
一人目覚ましで起きる朝――
隣の温もりを探すように腕伸ばすも、冷たいシーツの感触だけを指先が憶えれば彼奴が居ない事を思い出して緩く瞬き
緩慢な動きで制服に袖を通しネクタイを結びながらふと壁に掛かるカレンダーを見遣れば、
今日の日付の横に不恰好な円描く赤ペンで囲われた明日の日付が目に入る
>急速に脳裏を廻るのは、彼奴と初めて言葉交わした日の二人
半分は忘れちまったが、確かに憶えてる懐かしい会話と風景
縮む事は屹度無いだろうと思って居た二人の距離
懐かしいと僅か笑って其の日付を指先で辿る
零れそうな言葉を
> 収集が付かない程の御前への愛情を
溢れて拾いきれない深い気持ちを
> 愛しい会話の数々を
御前と共有出来た時間が酷く愛おしい。
学校に向かいながら見上げる穹は久方ぶりの綺麗な秋晴れで
>…抱き締めたくなった、折れる程に…思い切り強く。
おはよう、忍足。
> 行ってきます、
×-------------------×
…哀しい出来事が。
携帯を機種変更したらカメラの画質が下がって風景が綺麗に映せなくなっちまったぜ(しょぼん)
彼奴が俺の撮る穹が好きだと云ってくれたつうのに。
…画質悪くても我慢して貰うか(溜息)
まァ確かに、3.2MG→2MGに下がったらそりゃ画質も落ちるってモンだよな。
斯うなったら写真は前の携帯で取るか…なんて思う俺も、相当彼奴中心で生活が動いてるなと、何故か今更ながら一人で満足(悦)
.
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