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続
香夜の穹
(ありがとうございました)
┗319
319 :
跡部景吾
2008/11/13 14:16
綺麗に晴れ渡った冬に向かう穹を、ほんの僅かな休憩時間に忍足と眺めた
空き教室の窓枠に凭れ、本当に久方ぶり二人一緒に眺めた穹は
何処か冬の気配含む透明感を増した蒼で
雲ひとつない蒼一色に僅か物足りなさ憶えたのか
>雲が見たい、
そう呟いた忍足に思わず笑みを向けた。
…嗚呼、そうだな最近は
ゆっくり穹さえ見上げる暇も無く
蒼と白の織り成す其の綺麗なコントラストに双眸細めて笑いあう時間も無かった。
午後の生徒会の教室から一人見上げた穹に
不意に見つけた真白い雲
大きく窓を開け放ち、写真に収めた其の穹を御前に送ろう
>忍足見ろよ、穹に雲が
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