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続
香夜の穹
(ありがとうございました)
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326 :
跡部景吾
2008/11/17 23:30
携帯を手に取り、ふと気付いてテーブルに置いた
距離を置きたいと云われたのだったと苦笑い一つ落として、ひと気のない部屋の中転がり天井を見上げる。
鳩はほぼ半の遣り取りだったから、完にしようと云ったものの
完で飛ばした鳩は何処かぎこちなくて
返らない声を幾度携帯を手に取り待った今日
そう云えば明日週休日だったなと思い至れば、今日は好きな時間を過ごしてるかも知れないと、
昼から途絶えた愛しい声を思い描くために瞳を閉じる
邪魔してはいけない
其の為の約束
忙しくこなした日常に疲れてないか、気分は悪くないか…そんな無駄な心配ばかりが頭を過ぎる。
其んな他愛ない俺の心配こそが余裕の無い彼奴を苦しめているのだと知った今は、そんな普通の感情さえも負担になるんだろうと頭では理解して居ても、押し込めた言葉を胸に秘めた儘待つ声は、屹度今日は俺の元には帰らないだろうから
唯、俺が御前の心に居る間は屹度
此の日記も毎日開いてくれるだろうと一縷の望みに掛けて
紙面の一枚にしたためよう。
まだ眠れないのは何時もの事
けれど紙の上なら、何時も通りの挨拶くらいはさせて貰っても善いだろ?
お休み忍足。
ゆっくり休んで、善い夢見てな…
何時かまた
>一緒に眠れる日を夢見て。
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