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続
香夜の穹
(ありがとうございました)
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361 :
跡部景吾
2008/12/18 20:30
日中の温む気候の中、昼休みに訪れた忍足に呼ばれ
購買で買ったパンを片手に二人何時もの場所へ移動した
少し前の暖かさより寒さの増す外
其れでも晴れ渡る蒼に綺麗な白い雲が浮かんで
不意に落とされる頬への口付けに緩く笑んで隣を見遣る
別にええやろ、と悪びれもせずに答える忍足に構わないがな、と云えば
今のキスで脳内が満腹になったと返される言葉に思わず笑っちまった、穏やかな昼休み
今日は仲間達とクリスマス会なのだと、
遅い帰宅を告げた彼奴の言葉を思い出しながら部屋の鍵を開き
誰も居ない部屋に向かって呟いた、ただいま
リビングでは寒すぎて
彼奴の残り香が仄か残る狭い寝室へと逃げ込んで
暖房の風に当たりながらベッドサイドに背を預けて座り込んではCDのスイッチを押す
>流れて来る耳慣れた曲を口ずさみながら今日は彼奴の帰宅を待とうか、
楽しんで来いよ(笑)忍足
…御前が部屋の中、今年も愛を叫ぶなら
俺は御前の耳元で甘く囁いて遣ろう
>今から照れる覚悟はしておけよ。
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