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睡蓮の記憶
┗20
20 :
滝萩之介
2008/07/15 01:07
一目惚れをしていた話。
彼女は美しかった。
微笑むよりも、はにかむ姿が美しかった。
指先を滑る服が素敵だったんだ。
頬を両手で包んだ時の、あの、柔らかさも、もう忘れてしまったけれど。
確かに、彼女はいた。
来年の春風は、また君を連れてきてくれる?
透き通る日射しの中、また君は笑ってくれる?
君が僕の名を呼ばずとも、季節になったら会いに行くよ。
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