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HOLE
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8 :
仁王雅治
2008/09/11 02:35
空上る煙になれりゃええのに。
ふわふわふらふらゆらゆら、飽きないように。
一日引きこもっとると、工場の煙突の煙に羨望。末期。
カーテンを引くか引くまいか迷った。
迷って結局前の夜から引かないままめんどくさくて放置。つまり窓の外は常に見える。日当たり悪いから直射日光は無い。網戸越し、ゆらゆら。
口ん中で氷を噛んで、風下のこの部屋へ流れ込んだ煙の匂いが鼻を突いた。有害なものが、少なくとも俺にとっては有害なものが含まれとるんじゃと思う。
昼飯食べる気も失せた。そんなとき、携帯が鳴った。あいつから。
鼻は慣れたのかそれとも、とりあえず浮上した。気分が。僅かに。
浮上、して、ぷつぷつ意識が途切れながら、いつの間にか日が落ちた。煙の匂いも無くなった。
つまり、煙にはなれなかった。変わりに階段から落ちる夢を見た。落下点に、あいつが居ればええのに。
>平日にこんなことをしてられんのも、保ってあと一週間半。
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