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低温火傷
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484 :
芥川慈郎
2013/10/18 18:54
惰性の流水に漂う儘、抜け出す事から目を背けて来た。
如何するべきかなんて考えは掌からわざと転がり落として、後で良い、何時かは如何にか成る、為るようにしか成ンねェよっつってさァ、――誤魔化してばっかで。
頭の片隅で解ってンのにね、早く抜け出さねェと駄目なンだって、けど、抜け出す事に依って生じる影響を考えると足が竦む。
…あーあ、カッコ悪い。
如何して、何で。
此の事を考えると何時も頭の中で疑問が滲む。
じわじわ、浸透してく。
今でも解ンねェの、其の選択肢が出てきた理由が。
其れが如何して、俺だったか、っつう事も。
なンつってさ、明確な答えなんて何処にも無いだろうけど。
知ってる。俺が動かなきゃなンねェって。
目論みなンて随分と前に否定されちまったから、――否、きっとこうだろうって考えが甘かった。
なのに踏み出せねェのは、其れは。
惰性と、情と。其れを為した後に続く負担と、恐れ。
ねえ、…何で、俺だったンだろうねえ。
どうしたら、良いのか。
半年近く考えて来たけれど、未だに答えは優しく無い。
…優しい答えを望んでる時点で、俺は甘いってね。
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