top
┗
低温火傷
┗491
491 :
亜久津仁
2013/12/04 23:30
気が付けば何時も雪だった。
若しくは記憶の中で降る雪の印象が強過ぎてそう思っちまうのか。
――ンなモン、如何だって良い。
兎に角寒い、雪の日。
あの頃、あの日、俺が選んだ選択肢が正しかったのか如何かは知らねェ。
選ばずに居た事で途絶えた道が何処に向かい何処に行き着くかなンざ解りやしねェだろ、其の中でも唯一解るのは、…今こうして思い出す事は無かっただろうっつう事だけ。
其の一瞬の判断により変わる何かが有るっつうのを身を持って思い知った。
其れには、犠牲が伴う事も有る、と。
果たして俺が払った犠牲っつうモンはどれ程だったのか、計ろうにも既に手放した今と成っては推測の域に過ぎねェ。
…だが、自ら手放すも言う其の物の行為が苛立つ。
上等だ、そうする程に価値が有るのなら、多少の痛みは堪えてやる。――なンざ抜かした所で、こうして冬に成る度思い出すモンだから如何しようも無ェ。
そして何より、…ンなクセェ事言える程度に忘れる気も無い自分が思いの外カスに思える。
後悔はしてねェ。
ただ、選択する事の意味を此処から考えるように成った。
ンで、――嗚呼、アレだが。見失った。遠くに。
多分何処かに在る。捨てちゃいねェよ。
カフェオレは今でも飲んでる。クソ甘ェから偶に。
[返信][
削除][
編集]
[
Home][
設定][
Admin]