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ふるふるしっぽφ
┗14
14 :
柳生比呂士
2008/09/29 02:17
…怖い。
よくよく話して行くと、話して来た事を振り返ると、彼が求めているのは、求めてくれているのは、私な訳で
この際自惚れで構いません 彼は、私自身を愛してくれて、欲してくれて、互いの間に流れる穏やかな時間が好きなんでしょう
抱きしめて、髪に触れて、頬や額、時には首筋や肩口へ唇で触れ、不服そうに尖らす彼の唇を、啄ばむ
>もう満足できない
貴方が想うより、私は貴方を求めているんですよ
あぁ自分が危なげなく凭れ掛れるよう強く、いや強がらせてしまった反面臆病にしてしまったが為にそんなもの伝わらなくなってしまったんでしょうね
ねぇ
貴方はどんな声で鳴くんですか。
貴方も経験があるって言ってましたね。
貴方はどのようにして相手に尽くしてきたんですか
しりません
初めて会った日の夜も、何もしていませんからね
想えばあの日が一番、そういうムードで、それきりで
いや、覚えてないだけで、アレ以来も、私がまたその空気を彼の心と共にぶち壊して逃げたんでしょうか
私が今まで受け子相手に「要はシたいだけでしょう」なんて思ってきたように
貴方にそう思われたら
久しぶりに作業に思えたり機械的にこなしてきたソレを行わずにすんだ、ソレ、が
食い違ったら 受け取ってもらえなかったら
彼と時期を遅らせて不調になった携帯をへし折って、番号から変えてしまうのではないでしょうか
怖い。
触れるのが、怖い。
昨夜から、急に。…あぁ、怪我をした、なんて聞いて、私、変なことしましたからね。アレでストッパーがかくん、とずれたんでしょう
抑えられる自信が一気に減ったんですよ
昨夜日付が変わった頃に届いたメール、届いて間も無く目にしましたよ
朝も、6時過ぎには目が覚めて、行ってきますのメールも受信直後に見ました
...この時間に返事したって、眠りを妨げるだけでしょう
…行ってしまったんだから返事したって、目的地へ駆ける足を止めるだけでしょう
そう言い訳して放置、…ちらり見るだけでもできるし、何より着信の気配に喜ぶのは、私なのに、私だけで、
…その後の彼のただいまのメールに、なんですか、私は
疲れて帰ってきた彼を労うこともできずになにが恋人ですか
逃げる背中を追って、抱きとめて欲しい、動けなくなるくらい、縛り上げて欲しい
そんな風に、前にも彼に言いましたっけ
一度は、いや、彼にしたら2度なんでしょうか、引き止めてくれたのに 言葉で突き放して
>折れるのは苦手なんですよ 我侭ですから
彼が置いていった日記を見ると、お互い様のようですね
…でもメールは、いつも彼から届くんですよ
私の為に
彼は何度も折れてくれて身を削ってくれて私に合わせてくれて
もう合わす顔なんてないと逃げ出したい
許してくれなんていいません
彼が私を恨んでくれたら、もう愛想が尽きたと手を振り払ってくれたら私はどれだけ楽でしょう
でも、絶対、彼は、そんなこと、してくれません
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