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-毒々ドルチェ-
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442 :
真田弦一郎
2010/05/22 18:59
つい先日、俺は15度目の誕生日を迎えた。
特別に何かしらの催事を行った訳では無いが予てよりの友人から贈物が届いた。
それは四種の珈琲豆であった。
予てよりの友人は俺の嗜好を記憶し、尚且つこの日へ向けてインターネットとやらで取り寄せ送ってくれたらしい。
平生、家で珈琲を戴く時はその時その場にある即席珈琲で済ませている為、外出先以外では御世辞にも味わい深いとは言えぬ味に舌を慣らして仕舞っている。
芳香、舌触り、趣が全くと言って良い程に、そう言うなれば風格すらも異なっていた。
四種の内、淹れたのは未だ一つのみではあるがこれから残りの三種が如何様に俺の舌を、嗅覚を、感覚全てを愉しませてくれるのか気を廻らせるだけで心が満たされる思いだ。
この一時、既に味わっていると言えるのであろう。
読んで居らぬは百も承知。
然しながら感謝の意を此処に
真田弦一郎
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