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Mr.Shangri-La
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34 :
忍足侑士
2008/10/15 16:30
Mr.シャングリ・ラ
>宥められるのは、
>>そう、感情の生みの親だけで。
お前を俺のものには出来へんから。一箇所に止まっていられる様な、奴やないから。せめて、俺をお前のものにして。お前のものやと錯覚させて。其れを頼りに生きていくさかい。永久に待ち続ける、とは言わない。せやけど、暫くはお前の代わりに其れを抱き締めようかと思う。愛でようかと思う。永く暫くは想っていたい、どうか対象を。お前が近くにいる、と錯覚したい。全部、俺の幻想やと解っとる。解っていて尚、浸ろう。いつかまた逢えるかもしれない、淡い絶望を抱えながら。君に所有されていると思える、幸せを享受したいんです。
【何人たりとも無粋な真似等せぬよう、御遠慮願いたく候。】
吐息で塞ぐことはもう、不可能だけれども。口に飴玉を咥えさせて。味はそう、林檎か檸檬がええ。どうせなら二つとも、欲張りさんには丁度ええやろう。嗚呼、舌の上で溶けて混ざったら、どないな味がするんやろうね。飴玉みたいに溶け合えたらええんに。飴玉を舐め続けている限り、ほら、遠吠えが出来ないやろう。元来は気質が荒い獣やから、優しく宥めて。君の手なら、毛並みを擽る様に撫でられても心地良いから。子守歌が聴きたかった、よ。
(08.10.15)
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