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┗Mr.Shangri-La(351-360/500)
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360 :
忍足侑士
2009/02/06 01:16
砂漠の中、動かぬ肢体、自棄に冷静な意識――…ブリキ人形。
(萎れて、しまいそう)
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359 :
忍足侑士
2009/02/06 00:09
Mr.シャングリ・ラ
>我儘な、
>>バックボーン。
其の子は酷く、幼子に似ていた。性格が、という訳でも、容姿が、という訳でも無く。酷く餓えているという点で、似ていた。誰やって、少しは餓えているもんやけれども。餓えていないとすれば、其れはとても幸せなことなんやろう。幸せ、幸せ。其れは酷く幸せなことやったけれども。幼子が起きてしまって。中途半端に餌を与えられた幼子は、御腹が空いたと愚図って中々寝付いてはくれない。ずっと、ずっと寝かし付けていた幼子。大切に大事に、沼の底で眠らせていた幼子。甘い御菓子を知った幼子は、駄々を捏ねて欲しいと感じてしまうから。両目を掌で覆って抱き締める。走り出さないように、駆けてしまわないように。子守唄を歌って。甘えん坊で悪戯好きやから、狐の御面を被って俺の背から顔を覗かせてしまうことも在るけれども。御外に出してはあげない。大事な、子。無邪気で浅はかで愚かな、子。両腕を伸ばして欲しがるから、俺が優しく寝かし付ける。欲しがらないように、欲しがってしまわぬように。…本当に、よく、似ていたけれども。俺は、必死になって両腕を伸ばすことを許さなかった。其れは今でも変わらない。
(09.02.06)
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358 :
忍足侑士
2009/02/04 02:50
Mr.シャングリ・ラ
>どうせならそう、
>>――…口移しが好い。
苺に練乳を掛けて、頬張る。たっぷりと、たっぷりと、どろりとした白濁を紅に纏わせて。奥歯で噛み締めれば漏れる果汁に、練乳の人工的な甘さ。甘ったるいくらいが丁度好い。しょっぱさや酸っぱさを帯びることは簡単やから。甘く在れる内はひたすらに甘く、甘く。身体の奥、骨髄に残る痺れは今も甘く響いて…嗚呼、疼く。苺は口移しが好い。果汁を垂らした、細い顎が綺麗。白に赤がよく映える。脳裏に描く、かつての映像。眩暈。酷い、酩酊振り。蕩け出した、愛慾。指先が触れ合う、面映ゆさを。吐息が重なり合う、淫靡さを。咽喉を通る、甘露。どうせ食べるのならば、口移しで。苺が食べたい。食べたいんよ、其れが。…御口を使って、食べさせて。何度も何度でも。苺が無くなってしまうまで、幾らでも。口移しで餌付けしてみせて、甘く優しく。シトラスの香りと共に。そうして苺が無くなってしまえば、今度は俺が――。
(09.02.04)
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357 :
忍足侑士
2009/02/03 00:49
十九本の缶ジュース。
(弛む頬、ひっそりと有難うを)
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356 :
忍足侑士
2009/02/02 18:01
Mr.シャングリ・ラ
>一足早い、
>>卒業の風。
嗚呼、本当に。本当に、甘えている。不甲斐無い、不甲斐無くて言葉を持たない。甘えて、いる。甘えてしまっている。何を告げてもきっと、其れは。我儘。我儘。何から話せば良いのか、其れすら解らず。結局は、何を告げても如何にもならないと解っている。引き攣った咽喉を、嗚呼。勝手過ぎる、言葉しか持てない。下手くそで、噛み合わない。そんなこと、解っている。もう、何も何も、言うまい。小瓶に蓋を閉めて、小さく笑うよ。コバルトブルーの海に筆を垂らして。丁度、卒業すべき刻なんやろう。卒業、しよう。卒業の季節。マージナル。カメラワークを引っ掻き回して、乱回転。奔放に生きていたいのに。走って走って、がむしゃらに走った獣道。鬱蒼と生い茂った、獣道。此処は窮屈、過ぎるから。道理は弁えている心算、其れでも矢張り俺は。小難しい理論も正論も、理屈も邪魔で。素直に、ただ素直に。笑う、よ。走って走って、風を切れば心地がええやろう。小さな、竜巻。無邪気に、駆け続ける。少し、寂しいけれども。巣立ち、しよう。探し物は何ですか。せめて、笑おう。俺に出来ることは、其れ位しかない。そんなことしか、出来ない。伝えたい御免は沢山で、呑み込む。嗚呼、嗚呼。もう、語るべき科白なんて持ち合わせてやいないのさ。野暮な言葉を放つことは止めた。噛み合わない、言葉はもう。解っている。せやから、こそ。本当に、勝手な俺で。柔らかく、笑うだけに留めたい。
(09.02.02)
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355 :
忍足侑士
2009/02/01 02:59
甘ったるいチョコレート溶かして、ごっくん。
(チョコレートの恋人、幸せ)
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354 :
忍足侑士
2009/02/01 02:14
Mr.シャングリ・ラ
>手品と魔法の、
>>冷たい炎。
青い、炎。蝋燭の先で揺らめく冷えた、熱。寿命が尽きるまで、決して消えるものやないから。硝子のコップを上から被せる。静かに、静かに。そうすれば、炎は身を潜めるやろう。簡単な魔法。酸素から隔離してしまえば、一時的に消えて。時折、思い出したかのようにコップを持ち上げては揺らめく青を見詰める。冷たい、熱。芯が冷えきっていて、凍るように熱い。熱くて冷たい。三十七度、二分が恋しいけれども。解っているから。温かな夢に浸かりたい、そう思うだけならでタダで。塵も積もれば山、となる。万華鏡を捜そう。万華鏡を眺めていれば、其れだけで楽しくなれる。綺麗な、万華鏡。小さな、万華鏡。軋みを上げる前に、早く早く。エマージェンシー、信号はいつやって静かに。静かに沼の水面を震わせる。
(09.02.01)
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353 :
忍足侑士
2009/01/30 21:04
Mr.シャングリ・ラ
>短気さ故の、
>>飛躍。
大好きやとメールしたら、知ってると返事を貰って。突如、好きやと伝えたくて仕様が無い、激しい衝動に見舞われることが在る。思いっ切り、ハグしたなって。全身を使って好き好きと表したなる。其の結果、色々と気をつけてへんと危ないんやけれども。蹴られたり叩かれたり、愛が激し過ぎる。大層、誤解を招く発言。ちょっかい掛けることがコミュニケーションツール。勿論、好きは好きでも恋愛感情とは別で。せやけども、愛しいのも確か。俺の中では色々と差が在って明確に違いを解っているんやけど、どうも他者に説明するんが難しい。一番近くて語弊が無いのが、弟。互いの温度も価値観も考え方も、掛け離れているんやろう。やけど、確かに其れは。其れに見覚えが在る。俺の場合は柵の中で飼い慣らして隔離しとる、だけ。そういう意味では器用に生きとる心算。狡賢い、だけ。独り言。巧く、日本語が通じないのは歯痒いんよ。正しく、なるだけ正確に、此方が意図した意味で伝えるには相手の思考を熟知する必要が在って。先回りして話すことを心掛けても、稀にどうしても先回りし難い相手がおる。己が意図した方向やない、意味に捉えられた気を頻繁に感じて。そういうときは説明しようにも巧く出来なくて、歯痒さを噛み殺している。先読み先回り、考えを尽くしても。巧く、いかない。後から思い当たっても説明する機会が無い。短気な俺にとって、面倒なものを一気に省いた結果が冒頭に戻る。言葉で伝え切れないなら、身体で。言葉に詰まって、溜まった挙げ句。もどかしさに歯噛みしつつ、熱い抱擁を交わしたい激動に昇華されるんよ。嗚呼、そういや銭湯で背中流し合いっこ未だしてへん。背中、流し合いっこ。
(09.01.30)
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352 :
忍足侑士
2009/01/30 02:51
Mr.シャングリ・ラ
>両腕の中に
>>閉じ込めた、夜。
暗幕の使い方を覚えた。綺麗な暗幕。窓に暗幕を掛けて、小さな小さな夜を捕まえる。お星様が無いのが寂しいから、ちりぢりと身を燃やす其れを無数、飾り付けて。煌めく灰の粒が綺麗やと思う。秘密の場所。囲われた夜。未だ、月は無いんやけれども。未覚醒の、夜。鳥の囀りで目を醒まさないように。そっと、耳に両手を宛てる。ざあざあと聞こえるのは、鼓動の流れ。想いの流れ。不完全な形から完全な形へとなれば、きっと。夜明けを迎え入れられるんやろう。鳴り響く鐘を数えることは、止めてしまったけれども。生き急ぐ必要も無い気がするから。何も感じない訳やない。唇を噛んでいない訳でも、遠くを見詰めていない訳でもない。ただ、決めたことが在る。やから、其れまでは此処に立っていよう。そのときが、来るまで。きっと直ぐに来る、瞬きをしている間に直ぐ来る。あっという間の刹那。ねえ、解っているんよ。知っている。せやから、そう。無理に歩もうとは思わない。俺が求めて、そして誰しもが恐らく求めている其れは非常にデリケートな花で。難しい温度調節を保ちつつ、正しく水を注いで育てないと枯れてしまう。萎びてしまう。酷く、育て難い花。陽射だけでも、水だけでも、育たない花。どちらかが欠けても、間違っても駄目で。何処にでも生えていて、長く咲き続けることが難しい短命の花。育て方、一つ。長生き出来とる花は幸せ、なんやろう。其の先に在る、花の行く末は解っているから。無理に急ぐことは、止めた。なるべく、周囲を細かく眺めていたい。駆け出しそうになるし、恐らく駆け出すことも在るやろうけれど。なるだけ、緩りと。長く、なるだけ長く咲いていて欲しい。
(09.01.30)
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351 :
忍足侑士
2009/01/28 23:32
Mr.シャングリ・ラ
>伝えたい人達に、
>>白い菫を添えて手紙を。
名を挙げなくとも、誰に宛てた私信か解ってくれるやろうと思う。最近、俺を特定の誰かと勘違いしとる方々をよお見掛けとって。どうも、小耳に挟んだ情報から色々と見えてきたようなことも在る。一つ目は、複数人が勘違いしとる可能性が在ること。二つ目は、其の特定の誰かについて。三つ目は、俺を其の特定の誰かと断定して公の場で色々と御話ししとる人がおること。俺は自分が犯した非について言及されているのならば、納得するし受け止めたいと思う。せやけども、身に覚えの無い、人違いで降り注がれる負荷は違うと思うんよ。其の特定の誰かが何をしたのかは、俺には解らない。やから、余り口を出したくない。ただ、俺個人の意見を述べさせて貰えるならば、公の場で口に出して良いことと悪いことが在ると思う。胸の内で何を思っていようが、其れに関して口出しせえへん。憎く思っててもええやろう。だが、其れを何処でもかしこでも吐き出して良いかと言えば違うくて。如何なる状況下でも周囲への配慮は大切やと、俺は思う。俺は、手紙の宛名に当たる人達を中傷したい訳でも糾弾したい訳でも無く、ただ少しだけ、少しだけ、周りにも目を向けて欲しかった。これは、御願い。独り言にも似た、願い事。其の特定の誰かについて、確認した訳やないけれども、少々解ったことが在る。其の情報を元に言わせて貰えれれば、俺も、俺で在って俺やない俺(詰まるところの他の顔)も、今まで跡部と付き合ったことは生まれてこの方一度たりとも無い。断じて、無い。公の場で語られていることも、複数の人達から言われることも、身に覚えの無いことで。其れは、俺やない。其の特定の誰かは、俺やないんよ。解って欲しい。
>>そして、色々と心配してくれた人達へ。
久し振りの相手からもメールが来たりして、吃驚したと同時に嬉しかった。改めて色々な人に背中を支えられとると痛感して。中には深夜にメールを送ってきてくれた奴までおって、心配させてもうて堪忍。不甲斐無い俺で、御免。目一杯の有難うを伝えたいと思う。
白い菫の花を添えて、此処に想いを記す。
(09.01.28)
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