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朧月夜の花灯り
┗15
15 :
柳蓮二
2008/10/24 13:39
#落下する、
声と言葉。其れは多大なる力を持つのだと再認識した、夜。凛と鋭く、然し重厚な穏やかさを兼ね添え、鼓膜を震わせる低く甘い歌声に息を呑んだ。悲恋を謳った物、片恋を謳った物、愛や恋を謳う歌は、許多在る。何故と思考を巡らせれば簡単な事で、恐らく感情を揺るがす何かが有るから、何だろう。然し其の感情は個々に相違、だからこそ、通ずる物が在る事も事実。彼の歌は俺の核心に触れていた。
見上げた空は未だ暗い。落ちる雫こそ無いが、吸い込まれて仕舞いそうな位に。曇天の隙間から一筋伸びた光。そうだ、――予感が、している。
私信は又夜に改めて、失礼。今日は久し振りに本屋へ赴こうか。
#瞼押上げ。
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