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ブルーフィルム
 ┗21

21 :仁王雅治
2008/10/18 12:12

大前提を覆すような事を言うが、日記ってモンを書くのが苦手だ。
これを読んどるダチに、お前の日記は日記じゃない、と言われた。
おっしゃる通り。俺はこれを日記として書いとらん。
一種のエッセイみたいなモンだと思って貰った方がええかもしれんね。

以上、閑話休題。

さて、俺はこんなチャラい外見をしとるが、意外に読書家だったりする。
俺の部屋に本棚なんて洒落たモンは無いけえ、読んだ本は部屋の隅に平積みにしてある。
一回読んだ本に愛着は持たん性質だ。
埃を被っとっても、曲がっとっても、全く気にならん。その辺りが愛書家と言えん所以だろうな。

どんなジャンルの本を読むかっつったら、B級バカ本から純文学まで、何でも読む。
その中でも好きなのを挙げろと言われりゃ、サブカル系。特に、風俗関係。
風俗嬢の日記なんてのは中身も見ずに買う。S女から泡姫まで、多種多様だ。
後はAV女優のインタビューを延々載せとる本。これが又、いい具合にアングラで面白い。

さて、本に愛着なんて持たんと言った俺だが、唯一大切にしとる本がある。
大切にしとると言っても、存在を忘れんだけで扱いは酷いモンなんだが。
藤森/直子著、「ファッキン/ブルー/フィルム」っつー本だ。
(一応書いておくが、日記のタイトルの由来は違う)
内容はバイセクシャル・S女の日記。所謂、職業女王様ってヤツな。
普通の日記の中に、極自然に思わずギョッとするプレイ内容が書かれとる所が面白い。
「貴方の椅子になりたいんです」と懇願するM男を相手した帰り道に咲いとった花が綺麗だった、とかな。
これを書いた人間は本当に賢いんだろうな、と思わせる様な書き方だ。

賢い人間ってのは大抵、どっかネジが飛んどる。
この著者は恋人の女を愛するあまりに、男友達に頼んでその女を犯して貰って、泣いて嫌がる女を眺めたり、
暴力に近い痛みを与えたり、精神的に追い詰めて泣かせたりしとった。
(記憶が曖昧じゃけえ、少し間違っとるかもしれん)
まぁ、理屈として理解出来ん事でもない。ネジが飛んどる人間の愛なんてのは総じて歪むモンだ。

俺は阿呆じゃけえ、歪んだ愛なんてモンは持てんのだろうな。
なんて思いながらあの青い表紙の本を探す。さて、どこに仕舞ったんだったかねェ。

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