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■ みのむし ■
┗250
250 :
日吉若
2009/06/05 00:52
鳳の家に招かれた。
あいつは始終宍戸先輩の話をしている。
言われなくてもあの人の今日の試合がどうだったのか、知っているに決まってるだろ。
わざわざ解説しなくても見てたんだよ。俺も。なんなんだ。
ほぼ話を無視していたら突然
最近どうなのか、と聞かれた。何がだと聞き返したら
芥川先輩との事らしい。
あいつの質問はこうだ。
①いつも「日吉語録」に書かれているような事で会話しているのか。
②日吉は芥川先輩の事が好きなのか。
①については否定はしない。
不本意だが、多分あれだけあればあの人との会話が成り立つ。
②は、嫌いだ。と答えた。
怒られた。
一体なんなんだ。
芥川先輩が、俺が先輩のどこが好きなのかという質問に対して「みのむし」と答えたことが
かわいそうだと言っていた。
そんなの、俺が言ったんじゃなくてあの人の妄想だろ。
今更だが、なぜお前が日記を読んでいるんだ。やめてくれ…。
あいつ曰く、俺は冷たいので、鳳が芥川先輩の立場だったら泣いているそうだ。
お前と先輩は違う。
良かったですね、先輩。心配されてますよ。
…少し気になったので、芥川先輩にテニスボールをぶつけてやった。
怒られた。
別に泣いているようには見えないじゃないか。鳳め。
仕方がない。今日は大人しくしてやることを心に決めて
撫でられても拒否をしないでいた。
それなのに、「何か変なもんでも食った？大丈夫？？」とか言ってきやがった。
……。
やはり、下剋上のためには大人しくしている必要はないな。
俺が変なものなんか食うわけないじゃないですか。あんたと違うんですよ。
…どこが好きなんだなんて、愚問だ。
嫌いなところが特に思い当たらないんだから、好きだと言うしかない。
それだけです。
250項、あと半分。…下剋上だ。
泣きそうになったら遠慮なく言ってください。
態度は変わらなくても気をつけることくらいできますからね。俺でも。
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