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遺言.
 ┗115

115 :柳蓮二.
2010/02/03 07:17

巣から落ちた雛と、立ち去る残像。
後に残る静けさが耳に痛い。

              ( 何もして居ないのに!)
>     ( そうさ、“何もしなかった”!)

極最近、鮮烈だった台詞の記憶。
リピート、リピート。
何時か擦り切れるのなら、其の時に亦ハッと出来れば良いとの楽観に留めて。

- - - - -

仁王の寝床は存外温かかった様に記憶して居るが、今は如何だろう。
間違って口にした焼酎の所為で沸騰する胃を持て余し乍転がる布団から、慣れた匂いは感じ得ない。

畳と沈香の匂いがするだけだ。

- - - - -

罅割れた空気で指先を切った。
半ば反射的に、拳を握って隠せども。

嗚呼、…汚い。

愚かだ。知って居る。
其れを嘆く以前、脳の裏側が痺れた様に、思考から削げ落ちて行く。
昼が忍び寄って来る間も、縫い止める影に気付かないで居たんだろう。

緩やかに埋もれた悪意。
遠くチャイムが響く中、漸くまともに頭を抱えるに至った───…と。



以上が最近見た夢の意識ダイジェストなのだが、…文字にすべきではなかった様に思えて仕方がない。
思い起こすだけで何かと疲れる夢ばかり見て居る、此処数日の傾向をどう分析したら良いのやら。

…今日も、風が冷たいな。

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