top
┗
遺言.
┗135
135 :
柳蓮二.
2010/06/08 19:56
秘密主義を気取る。
蓋を開ければ生憎の隠し下手、何から何迄見透かされて居るのだと知った。
開かずの窓、
隙間風は良く通ると云うのに。
毎日新しい風邪を引く。
噎せ返る度に感じるのが、いっその事、どろどろの甘さで在れば良かった。
噛み砕いた薬と戯言とを一緒に飲み込んで慣れた沈香に混ざる。
畳の痕が残った頬が冷たい。
著しく歪んだ四季が、ぶれて遠退く。
水無月に見た冬を、疑えずに居る。
> ( 昨日と似た夜が、)
制服の隙間から不快な高笑いを発し、零れ落ちて行った。
都合良く色盲に成った目で追い乍、懐かしい童謡を真似て聞き流す。
或る日を切り抜いた、透明なスクラップ。
- - - - -
判断基準の有無。
有るか、其れとも無いか。
若しくは、何処かで失くしたのか。
- - - - -
夢の、亦、夢。
同じラインにも立てやしない時、彼奴ならば如何すると云うのだろう。
選択肢は一つじゃあ無い、
然し乍、二つでも三つでも無く。
零でも無かった。
> ( 充溢と既視、)
劣等感の束を何気無く踏む。
繰り返し、何度も。
[
返信][
削除][
編集]
[
Home][
設定][
Admin]