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Je te veux
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331 :
渡邊オサム
2009/10/20 19:08
路面に橙色の星が散りばめられてた。
甘い甘い芳香は植え込みから漂うと言うより、俺の足許から立ち込めてるみたいやった。
風に巻き散らされた金木犀の小さな花、花、花。
確実に夏は過ぎ去って、もう冬が近いんやなと体感する。
夏を想い出させる顔はあまり無くて、冬のピンと張り詰めた空気と共に想い出す顔が有る。
つまりは冬の季節と其の人の記憶が連動してるっちゅう事なんやけども。
白石の事考える時、季節と結び付いてるイメージは無い。
寧ろ天候…しっとり濡れた雨の日を想い出す。
いつかの俺は、冷たい氷雨で無く、温かな霧雨の日に白石の事を想ってたんやな。
雨降ったら相合傘差して、肩濡らして帰ろうか。白石。
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