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絶対黄金宣言
 ┗129

129 :大石秀一郎
2010/02/10 21:28

全国区ダブルス大会二回戦が先日行われた。



一回戦の時よりもさらに緊張していた気がする。…と言っても、会場に入ってしまえばそんなのすっかり忘れてしまったけどな(笑)
今回の相手は一昨年に暴力沙汰を起こして出場停止となっていた学校。噂には聞いていたけれど…
見た目もちょっと悪そうでマナーも全くなっていない。監督はあの、比嘉の早乙女監督みたいなこれまた悪い感じの人。
こっちをジッと睨んでくる相手選手に英二もいい気分ではないみたいで。絶対に負けられないと思ったよ。


試合開始。
今回は俺のサーブから。
俺のサーブからといえばオーストラリアンフォーメーション。何をしだすかわからない相手に俺も手加減せずにいくと決めたサーブ。
けれど相手もさすがに一回戦を突破しただけあって実力はそれなり。力で押してくるショットの連続に俺も英二も悪戦苦闘。
1ゲーム目は俺たち、次いで2ゲーム目は相手が…とシーソーゲーム。
その間に俺たちは相当の苦戦を強いられた。
ネット際で俺だけを狙い打つ相手に、俺は苦戦。ただでさえ腕が万全な状態ではない俺をわかっての狙い打ちらしい。
しかも、一度は顔を狙ってきた球に反応できず、右手で庇ってしまうという失態。
それに対して頭に血の上った英二をなんとか宥めて…、俺は必死に相手をどう攻略しようか考えた。

そして、思いついたのが英二とポジションチェンジをして自分たちの得意なプレイに持ち込むこと。
俺が動けばちゃんと英二もわかって動いてくれる。
そのことに感謝をしながら英二とポジションチェンジ。英二のお得意なネットプレイに相手選手は戸惑うばかり。


英二のステップにまんまと翻弄された相手ペアからポイントをもぎ取り反撃開始!

次のポイントも俺と英二のフォーメーションとコンビネーションで連取してやった。だってこんな相手に負けたんじゃ悔しいからな。

そして最終ゲーム。
これがまた俺たちに不利な状況になったんだよな…
ミスショットの隙をつかれて相手がラケットを構えた瞬間、本当にあの瞬間はもうダメだ…って思った。
けど、相手も油断したのか最後の最後でミスをしたんだ。
その瞬間、俺はその奇跡の瞬間を逃さないようムーンボレーを決めていた。無我夢中で、あの瞬間はあんまり覚えていないんだけど…


ムーンボレーが綺麗に決まって、審判がゲームセットを告げた時もまだ信じられなくて、頭が真っ白だったんだ。
本当にあそこから逆転できるとは思っていなくて、英二に声をかけられてようやく実感がわいてきて…嬉しくて…思わず涙が零れそうだった。

腕の痛みも忘れるくらいの勝利。
英二と掴み取った勝利!





…これでベスト4に残ったことになる。
次の試合は準決勝、今まで以上に手ごわい相手になることを予想すればまずは腕を完治させるのが先決。
もう英二の足は引っ張らないぞ!(グッ)






このまま前進、突っ走るぞ!
って…英二の受け売りだけどその気持ちで突き進もう!

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