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智慧者猫のエトワール
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181 :
幸村精市
2011/09/09 22:38
ん?8月のページがないじゃないか…
全国大会が大忙しだったんだよ。
加えて全国大会準優勝っていう、常に優勝、常勝の掟を破っちゃったことによるショックで魂抜けかかってた真田を弄ってたら夏休みも終わってたっていうね。
まあ真田は新学期始まったら元に戻ったから面白くnンン、良かったと思ってるよ。
ほかのみんなは元気にしてるのかな。
> = = =
さてさて、今日は重陽だったね。
今日は9が重なってて縁起がいい日だから菊の花でお祝いする日だよ、なにかに。
菊の花の香りを移した脱脂綿で肌を拭うとか、
菊の花を浮かべたお酒を飲むだとか、
…まあお酒は、未成年の俺たちには関係ないけど。
菊の食用のやつって黄色い花が多いよな。
で、たまに紫のもあるじゃないか。
「紫色の花を食べるなんてもってのほかだ!」という誰かの発言から、紫色の食用菊は もって菊 ってよばれるんだよって話。
普通に食べてるけどね。
そのほかに菊で思い出すのは…そうだな、
ずーっとまえに、祖母の家で食用菊を使う料理を作ってた、のを見てたときの話さ。
菊って、花の中心と裏側のがくの中心を指で挟んで(横から円盤を摘む感じ)で、ぐりっとねじるとばらけるんだよ。
小さい花の集合体だからね。土台が崩されれば花の形も崩れるんだ。
俺はそれをおばあちゃんの魔法だと思って見てた。
庭からとってきた花が台所で祖母の手によりどんどん崩れて黄色い山になっていく。
だがしかし俺は見てしまった。
とってきて首だけになっている菊のひとつ、の集合体になっている小さい花、のそれぞれにちっさい黒い点がくっついているのを…!
それもひとつじゃなくいくつかの花に。
声も出せずにそれらを見ていたんだが、祖母は普通に次々に菊を手にしてばらけさせた。
せいちゃんもやってみたい?なんて聞きながら。
すでに山になっている菊の花びらの上に、黒い点付きの黄色が散る。
>………ABURANUSHI !!!
お庭から花ごと連れて来ちゃったよ…!
しかし祖母は目が悪い。
花のなかに潜んでいる小虫に気がつかずにそのまま他の花もばらけさせ、次第にその黒い点々群は見えなくなった。
ざるに山盛りの菊の花を、祖母は沸かした湯の中に放り込んだ…
しばらくして完成したのは、ごはんに黄色い花びらが混ざったおはぎだった。
あんこが中に入ってた。こしあんだった。
1コ食べるのにも精一杯だったのはきっと、おはぎ自体がおおぶりだったからとかそんな理由だけじゃないはずだ。
ボイルされてても湯洗いされていなくなってたとしても、見ちゃったものは見ちゃったんだ…
もしかしたらが捨てきれなかったんだ…
…笑顔で食べる家族を見ながら、知らぬが花、って言葉の意味を身をもって知った、10歳の秋。
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