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智慧者猫のエトワール
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94 :
柳蓮二
2010/08/13 14:15
確かに愛されていたと、
認識できるのは
遺されたものたちの、
こころの奔流なのではないかと、 推察する。
あふれ流れる。
もっと泣いてくれないか。
***
(追記 8/15 0:00)
友人宅の猫が、虹の橋を渡ったとの報せ。
わがことのように涙が出た。
あの子のことを思い出した。
見送ってやれなかったあの子のことを。
子犬のころからあの子はそばにいたはずなのに、
途中迷い犬としてうちに来た子はお骨になってうちにとどまっているのに、
危ういながらも生きながらえてくれたあの子の体は、
なぜここにないのだろうかと。
涙が出た。
涙流す量だけ、あの子へ愛を注げるのだとしたら、いまさらながら幾昼幾晩でも泣いていられる。
ああ… 探し出せなくてごめん。
またうちに来ることがあればそのときは、
俺に見送らせてくれないか。
さあ、
前を向こうか。
前を向いていなければ。
忘れなければ、浄土へ行けないのだとも聞く。
忘れられぬ。
なれば、…涙せずにいてやらなければ。
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